BRAF遺伝子変異陽性大腸癌の標準治療を変えうる新たな治療法が登場

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 7月にスペイン・バルセロナで開催されたESMO World Congress on Gastrointestinal Cancer 2019(WCGC2019)では、第III相のランダム化比較試験BEACON CRCの中間解析から、予後が不良なことで知られるBRAFV600E遺伝子変異陽性進行大腸癌の標準治療を変える可能性がある結果が発表されました。
 また日本からの発表では、難治性の進行胃癌と大腸癌を対象にレゴラフェニブとニボルマブの併用療法を評価したREGONIVO試験(EPOC1603)、マイクロサテライト不安定性のない(MSS)切除可能局所進行大腸癌に対し、術前化学放射線療法(CRT)施行後、抗PD-1抗体ニボルマブを投与する方法を評価したVOLTAGE試験などが発表され注目を集めました。BEACON CRC試験の共同研究者で、VOLTAGE試験を主導した国立がん研究センター東病院消化管内科長・研究実施管理部長の吉野孝之氏に、これらの試験の意義と臨床に与える影響などについて解説していただきました。
Source: 一般情報
BRAF遺伝子変異陽性大腸癌の標準治療を変えうる新たな治療法が登場

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