ワクチンが10月から定期接種に

　2020年10月1日、ロタウイルスワクチンの定期接種が開始された。Hibワクチン、肺炎球菌ワクチンとの同時接種が可能で、今回の定期接種化により、2020年8月生まれ以降の乳児が定期接種の対象となる。　これまでは任意接種にかかる費用の高さが問題視されており、定期接種化を求める声が多く上がっていた。定期接種化されたことで、接種率の向上が期待される。　ロタウイルスはレオウイルス科のロタウイルス属に所属し、乳幼児の急性胃腸炎の主要な原因病原体として知られる。基本再生産数（R0）が28～191と感染力が極めて高く、5歳までにほぼ全ての乳幼児が感染すると言われている。　ロタウイルスの主な感染経路は糞口感染で、小腸
Source: 一般情報
ワクチンが10月から定期接種に