一般社団法人日本脳神経外科学会
会員各位
本邦では新型コロナウイルスに対してファイザー社製ワクチンのみがこれまで接種されてきましたが、2021年5月21日、モデルナ社製とアストラゼネカ社製のワクチンが新たに認可されました。
ファイザーとモデルナはmRNAワクチン、アストラゼネカはアデノウイルスベクターワクチンという違いがあります。
後者において、稀に血小板減少症を伴う血栓症（Thrombosis with Thrombocytopenia Syndrome: TTS）として重篤な脳静脈血栓症をきたすことが報告されています。
自己免疫性ヘパリン起因性血小板減少症と類似した病態であるためヘパリン使用を控える必要があります。
今般、厚生労働省からの要請を受け日本脳卒中学会と日本血栓止血学会と共同で「TTSの診断と治療の手引き・第2版」を作成されました。
会員の皆様にはぜひお読みいただきますようお願いいたします。
一般社団法人日本脳神経外科学会
理事長 冨永 悌二
一般社団法人日本脳卒中学会
理事長 小笠原邦昭
Source: 一般社団法人 日本脳神経外科学会
【重要】新型コロナウイルスワクチン（バキスゼブリア(C), アストラぜネカ）承認に関するお知らせ