首イボができている人をプールや温泉で見かけると、自分にもうつらないかと心配になるかもしれません。風邪に鼻かぜや喉からくる風邪などがあるように、首イボにも複数の種類があります。今回は感染力のあるウイルス性イボについてご紹介します。
◆そもそも首イボはうつる?
赤っぽい小さいイボや茶色の大きなイボなど首にイボができている人は時々見かけるものです。しかしウオノメがうつるならば、首イボも映るのではないかと不安になる方もいることでしょう。結論から言うと、首イボの中に「感染するウイルス性イボ」も存在します。
◆感染するウイルス性イボとは?
うつる可能性がある首イボのことを「尋常性疣贅」といいます。これはウオノメのような硬さがあり、色も通常のイボと比べると黒っぽいのが特徴です。イボの具合が進行していくと、徐々に盛り上がって脹れてきます。
◆うつらないイボとの見分け方
首イボの場合、尋常性疣贅以外のイボはうつりません。尋常性疣贅は深く根を生やす特徴があるため、通常は首にできることはほとんどなく、首にできた場合にはうつらないイボであることが一般的です。
うつらないイボの場合は、古い角質が加齢や紫外線等の理由によってスムーズなターンオーバーができず、蓄積して角質粒というイボになります。古い角質が原因であることが一般的なので、人にうつらずに硬さも尋常性疣贅と比べると柔らかい特徴を持っています。色も黒っぽいというよりも褐色や茶色、白や肌色などです。
◆ウイルス性イボの感染力は?
首のイボの種類によっては人に感染する可能性があると聞くと「自分もうつるか不安」「自分の首イボが人にうつってしまわないか怖い」とネガティブな感情を抱く方も少なくないことでしょう。
安心してください。たとえウイルス性イボになったとしても、簡単にはうつりません。「尋常性疣贅」の感染力は弱いため、うつる可能性はとても低いです。もしうつるとしたら、ずっと触りっぱなしであるくらいなので、温泉や銭湯、プールなどの公共の場で見かけたとしても避ける必要もありません。
◆尋常性疣贅に触れてしまった場合の対処法
お子さんや恋人が感染すると、何かの拍子で感染部に触れてしまう可能性はあることでしょう。もし感染のリスクを下げたいのなら、「除菌」が有効です。アルコール消毒や除菌成分のあるハンドソープの使用で感染リスクを下げることができます。
◆まとめ
首イボも人にうつると聞くと怖いと思うかもしれませんが、うつるのは尋常性疣贅のみです。ウオノメの様な硬さや黒い盛り上がりができたならば警戒した方がよいですが、首にできることは稀です。必要以上におびえずに、上手に首イボと向き合っていきましょ