皮膚科でできる首イボ除去法のメリット・デメリットを比較検討

◆はじめに

皮膚科でできる首イボの除去法は「はさみ」「炭酸ガスレーザー」「凍結治療法」「手術」と4種類あります。手軽さや治療費、傷の残り具合など、それぞれの除去法によってメリットとデメリットは異なります。後から後悔しないためにも、比較検討しましょう。

◆ハサミ切断のメリット・デメリット

【メリット】

はさみによる切除のメリットは3つあります。

 

1.痛みがないこと

ハサミで切断をするというと、痛そうなイメージを抱く方も少なくないことでしょう。しかし実際にはほとんどいたいと感じることはありません。首イボのほとんどが古くなった角質です。そのためチョキっと切っても痛みが生じないのです。

 

2.保険の適応

2つ目は「保険が適用されること」です。ハサミによる切除は保険の適応なので、1回の治療費が数百円程度で収まることが一般的です。麻酔を使ったとしても、数千円ですので他の美容治療と比較すると安く治療できると言えます。

 

3.跡が残りにくい

3つ目は「跡が残りにくい」ことです。はさみでちょきんと切るだけなので、傷跡は残りにくい傾向にあります。実際にはさみで切除した体験談によると、「きれいに首イボをとってくれた」「傷跡が残らなかった」などの意見が多数確認できます。

 

【デメリット】

デメリットは3つあります。

 

1.出っ張ったイボのみが対象

1つ目は「出っ張った首イボのみしか切除できない」ことです。首イボもにょきっと飛び出ているものだけではなく、突起のない平べったいものや大きすぎるイボなども存在します。小さな突起のあるイボは切りやすいのですが、それ以外は痛みが増したり、出血をしたりなどハサミ治療があまり適していないと言えます。

 

2.再発の可能性

2つ目は「またできる可能性」です。首イボ自体が肌の老化に伴う角質のため、ハサミで切除をしても再びできる可能性があります。本当に治したいのなら、スキンケアを徹底したりするなどの予防的アプローチがいります。

 

3.自分でとると危険

3つ目は「自分で切ると雑菌が入る可能性」です。ハサミなら自分でも首イボがとれるのではないかとよぎる人もいると思います。しかし、清潔なとがったハサミの用意やアルコール消毒など徹底して保たないと雑菌が傷口から入る恐れがあります。必ず皮膚科で先生に取ってもらうようにしましょう。

◆炭酸ガスレーザーのメリット・デメリット

 

【メリット】

炭酸ガスレーザーのメリットは傷跡の残りにくさです。レーザーはピンポイントで当てることができ、あとが残りにくい傾向があります。特に炭酸ガスレーザーの場合には、イボとり以外にシミやほくろの治療にも用いられているため、きれいな治療が可能です。

 

【デメリット】

炭酸ガスレーザー治療のデメリットは3つあります。

 

1.ウイルス性には不向き

1つ目は「イボの種類によっては適さない」点です。首イボの中にもウイルス性のイボがあります。一般的なイボはターンオーバーできずに残ってしまった老年性イボと呼ばれるものなので削っても問題ありません。しかし、ウイルス性のイボの場合には傷をつけるとどんどん移ってしまう危険性があります。

 

2.治療費が高い

2つ目は「治療費が高め」なことです。病院によっても価格は前後しますが、5㎜までの首イボは5,000円、1㎝までは10,000円が一般的です。医療保険がきかない実費治療のため、他の治療法よりも割高になっています。

 

3.シミになる可能性

3つ目は「シミができる可能性」です。レーザーの光によって治療をするため、治療後はしばらくテープなどを貼り、レーザーを当てた部分が乾かないように注意します。しかし場合によってはシミが残るケースもあるので、注意が必要です。万が一シミができた場合には保湿とシミ取りクリームでケアが可能です。

◆凍結治療のメリット・デメリット

【メリット】

メリットは大きく2点です。治療時間の短さと保険の適応です。

 

1.治療時間が短い

首イボ治療はシミの治療などと比較しても、短い時間で終えることができます。その理由の一つに、短首イボの治療に用いられる道具は特殊な大型機械ではなく、綿棒やピンセットなどの小さなどこの病院でも置いてことが挙げられます。どこにでもある道具のため、準備にも時間があまりかからずに、スムーズに治療を進めることができます。

 

2.保険適応出やすい

医療保険の適応になります。窒素を使った凍結治療は医療保険がきくので、比較的安価で首イボをとることができます。大きめなイボであっても、400~500円程度と非常にお手頃価格で取ることができます。

 

【デメリット】

デメリットは2つあります。

 

1.痛みが伴う

「痛み」です。凍結治療にはマイナス190度まで冷やす必要があり、皮膚に触れた部分には痛みが走ります。

2.傷跡が残りやすい

傷跡が残りやすい点です。凍結療法をすると、皮膚をマイナス190度まで冷やすので、一時的に傷跡が残ってしまいます。しかし、適切なスキンケアをすることで、次第に元の状態に近づけることができます。首イボ治療で凍結療法を選択する場合には、ターンオーバーを促せるように入念なスキンケアで元通りさせましょう。

◆手術のメリット・デメリット

【メリット】

メリットとしては、「確実に首イボを取り除くことができる」点です。ハサミや凍結治療、炭酸ガスレーザーにおいても、対象となるのは小粒の首イボです。大型のものに関しては手術の方が確実に取り除けるので適しています。

 

【デメリット】

デメリットは2つあります。

 

1.術後の痛み

1つ目は「術後の痛み」です。大きな首イボの場合にはそれだけ切除する部位も広範囲となります。手術中は麻酔で痛みを感じませんが、大型に関しては痛みが生じる可能性が高いです。

 

2.高い治療費

2つ目は「治療費の高さ」です。数や大きさ、病院によってもかかる治療費は異なります。しかし手術の場合には5000円以上かかるのが通常のため、高額と言えます。

◆まとめ

いかがでしたでしょうか。前回取り上げた「はさみ切除」「炭酸ガスレーザー」「凍結治療」「手術」の4つの治療法それぞれにメリット、デメリットはあります。保険の適応内での治療希望や痛みの有無、手軽さとシミのリスクなど、希望や目的に合わせて治療法を選択し、悔いの残らない結果にしましょう。

 

次回は「アクロコルドン・スキンダック・軟性繊維腫等の首イボまとめ」です。首イボも大きい・小さいだけではなく、種類が複数ありますので、それらの違いや特徴等をお伝えします。

 

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