アクロコルドン・スキンダック・軟性繊維腫等の首イボまとめ

◆はじめに

首元にできるイボもほとんどが角質と言われていますが、よく見ると白いイボや茶色いイボ、赤いイボなど色が違うものもたびたびあります。

小さなイボが複数ぼつぼつできている人もいれば、大きなイボがドーンと飛び出ている人や飛び出ていない平らなイボのある人もいます。

実は首イボにも複数の種類があり、なかにはウイルス性の感染力のあるイボも存在します。万が一のためにも種類ごとの特徴や治療法などについて知りましょう。

1.アクロコルドン

【主な特徴】

色:肌色、褐色、茶色、黒などさまざま

大きさ:2~3ミリ程度の小さなイボ

 

首イボの代表的な1つがアクロコルドンです。首以外にも脇の下や顔などにできることがあります。人にうつることはないので、心配することはありません。比較的2~3ミリと小粒の平べったいイボが特徴になります。

【治療法】

液体窒素による凍結治療法、炭酸ガスレーザーのいずれかが主流です。他のイボのように飛び出ていない平面のイボのため、ハサミによる切除はできません。

2.スキンダック

【主な特徴】

色:茶色や赤っぽい褐色など

大きさ: 2~3ミリ程度の小さなイボ

 

スキンダックも首イボの中で代表的なものの1つです。アクロコルドンと比べると、ぷっくりと楕円形で飛び出ているのが特徴になります。お米のように細長い形をしています。こちらもウイルス性ではないため、人に感染する心配はありません。

【治療法】

はさみによる切除、液体窒素による凍結治療法、炭酸ガスレーザーのいずれかが主流です。アクロコルドンとは異なり、出っ張りがあるためハサミによる切除ができます。

3.軟性繊維腫(なんせいせんいしゅ)

【主な特徴】

色:白色、肌色

大きさ:5ミリ以上の大型のイボ

 

軟性繊維腫も首イボの中で代表的なものの1つです。他の首イボと比べると、大きいイボが特徴になります。白色や肌色のイボで、ぷっくり出っ張っている印象を与えます。古い角質がターンオーバーできずにイボになったもので、人にうつる心配はありません。

【治療法】

はさみによる切除、液体窒素による凍結治療法、炭酸ガスレーザー、手術などです。出っ張りがあるためハサミによる切除も可能ですが、大きさが1センチを超えている場合は手術の方が適しています。

 

4.尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)

【主な特徴】

色:白色

大きさ:小型の2~3ミリから大型までさまざま

 

首イボの中で、唯一人にうつる可能性があるのがウイルス性のイボである「尋常性疣贅」です。ぱっと見は魚の目のように白っぽいイボのように見えます。しかし次第に中央が黒や茶っぽくなります。

【治療法】

液体窒素による凍結治療法もしくは電気療法です。ハサミや手術等をすると傷口からさらにウイルスが中に入り込み、悪化する危険性があります。一見すると単なる首イボにも見えますが、放っておくと周囲の人に感染するので、気になる方は早めに皮膚科の受診をお勧めします。

 

◆まとめ

いかがでしたでしょうか?首イボの中には、人にうつるウイルス性のものも存在します。放っておくと悪化するだけでなく、感染するため早めの病院の受診が不可欠です。

けれども、ほとんどの首イボがターンオーバーできずに角質が固まったものです。それらは種類によってハサミや液体窒素による凍結療法などで除去できます。気になる方は、自己判断せずに皮膚科へ行きましょう。

 

次回は「首イボの治療法ごとの治療費・回数・時間」について取り上げます。種類によって治療が1回で終えられるものと通うものとがありますので、違いについてご紹介します。

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