肺塞栓症

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 肺血栓塞栓症(PTE)は、主として下肢あるいは骨盤内の深部静脈血栓が塞栓源となり、肺動脈が閉塞することで発症する。血栓塞栓子の大きさや患者の心肺予備能によっては、肺循環不全からショックや突然死を来し、重症例の予後は現在でも不良である。その一方で、早期診断と適切な治療により急性期を乗り切ることができれば、本症の死亡率を大きく改善させることができることも事実である。わが国におけるPTEの発症数は2004年以降急速に増加しつつあり、ここ数年の年間発症数は1万5000人/年を超えるに至った。
Source: 一般情報
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