円形脱毛症

投稿日:

 円形脱毛症は後天性に類円形の脱毛斑を生ずる病変である。原因は不明で、ストレス説もあるが自己免疫説が有力である。脱毛斑の数や範囲により、頭部では単発型、多発型、全頭型、蛇行型、また、頭部と他部位の体毛が脱毛する汎発型に分類される。自覚症状はないが、脱毛前や活動期に瘙痒や違和感、浮腫性の淡い紅斑をみることもある。皮膚の萎縮や瘢痕は生じない。急性期には急速に脱毛斑が拡大し、脱毛斑がない部位でも牽引試験(pull test)が陽性になる。脱毛症状がおよそ半年を超えると症状固定期となる。多発型では脱毛斑の融合や拡大・縮小、再発を繰り返し慢性に経過する。円形脱毛症には爪甲の点状陥凹や、アトピー性皮膚炎を合併する
Source: 一般情報
円形脱毛症

-未分類

Copyright© 医学学会ニュース , 2024 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.