医師の偏在対策、地域枠に一定の効果を確認も「入り口対策だけでは不十分」

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全国医学部長病院長会議は2024年4月26日に会見を開き、地域枠で入学した医師らの実態についての調査結果を公表しました。地域枠卒業者では医師国家試験の合格者割合が高かったほか、医師不足地域で勤務する医師の割合は約3割を占めていたことなどが分かりました。「地域枠制度」は、医師偏在対策の1つとして各大学が導入しているもの。調査を担当した地域の医療及び医師養成の在り方に関する委員会委員長の大屋祐輔氏は、医師の偏在対策として地域枠制度は有用で、一定の効果はあると評価した上で、「安定的な運用のためには丁寧な育成方針と離脱対策が必要だ」と指摘。さらに、「医師総数の地域偏在や診療科偏在の解決には、地域枠制度やマッチング、シーリングなどの入り口 対策だけでは不十分で、出口対策が必要だ」と強調しました。
Source: 一般情報
医師の偏在対策、地域枠に一定の効果を確認も「入り口対策だけでは不十分」

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