病態の見極めが難しいIBSにこそ漢方を活用

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 未だに詳しい発症機序が解明されておらず、ストレス、腸内細菌、神経伝達物質――など、様々な要因が関与しているとされる過敏性腸症候群(IBS)。そんなIBSに対して、「機能性消化管疾患診療ガイドライン2020 過敏性腸症候群(IBS)」は、初めて「桂枝加芍薬湯」「半夏瀉心湯」「大建中湯」の3剤について有用と記載した。IBSの標準治療の1つとして認められつつある漢方薬について、その処方のポイントを紹介したい。 IBSの診断基準は、大腸癌などの器質的疾患を除外した上で「(1)排便に関連する(2)排便頻度の変化に関連する(3)便形状の変化に関連する――のいずれか2項目以上の特徴を示す腹痛が、最近3カ月の中の1週間につき少なくとも
Source: 一般情報
病態の見極めが難しいIBSにこそ漢方を活用

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