時は高齢化時代──。高齢者では食生活や消化・吸収、代謝・排泄、服薬などの影響で、ビタミンや金属をはじめとする微量栄養素の欠乏が日常茶飯事になっている。一方、若い世代でも、食べられない、動けない、アルコール多飲といった状態から、多種類の栄養素欠乏をきたしていることも少なくない。古くて新しいこの問題に関しては、近年の社会の変化に伴って、また違った側面を認識していく必要がある。 本書は、テンポよく読める症例クイズと、そこからすぐに飛べるビタミン・ミネラルの解説ページ、疾患領域ごとの症例解説のほか、栄養指導やコラムも多数盛り込まれた構成となっている。普段の診療で忘れがちな栄養素欠乏の知識を総まと
Source: 一般情報
書籍紹介『症例から学ぶ栄養素欠乏』(南山堂)
書籍紹介『症例から学ぶ栄養素欠乏』(南山堂)
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