「明日には治る」のおまじないを添えて-ゾフルーザ

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インフルエンザが流行っている。うちのクリニックでも、A型200人、B型1人。98%にゾフルーザ(一般名バロキサビルマルボキシル)を処方しています。「この薬は効く」と患者さんは言う。処方回数は多いけど、どういうクスリかよく知らないので、勉強しました。どういうクスリかキャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬です(下図)。キャップとは、メッセンジャーRNA(mRNA)の端っこにある構造物であります。mRNAの5’末端にあるこのキャップ構造は、mRNAが壊れないように保護したり、翻訳のきっかけをつくったりする役割があります。キャップ構造のおかげで、核の外への移動も可能になる。1970年代、国立遺伝学研究所の古
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「明日には治る」のおまじないを添えて-ゾフルーザ

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