「医師の働き方改革」で循環器救急崩壊の懸念

日本心血管インターベンション治療学会（CVIT）は2023年7月28日、「医師の働き方改革と循環器救急診療の両立は不可能」として、今後の循環器診療の在り方に関する提言を発表した。我が国の急性心筋梗塞の死亡率は世界で最も低いレベルにあり、その要因として緊急カテーテル治療を中心とした循環器救急診療体制の全国的な普及が挙げられている。だが、CVITが今年春に行った調査から、働き方改革が導入されるとスタッフが確保できず救急診療の縮小を迫られる施設が多く生じ、結果として循環器救急診療の崩壊が危惧されることが明らかになった。また、働き方改革への施設としての対応が遅れている現状も判明した。これらを踏まえCVITでは、働き
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「医師の働き方改革」で循環器救急崩壊の懸念