切除不能肝限局転移のある大腸癌では原発部位の左右ともに1次治療の選択による全生存期間に差はなし【ESMO 2023】

　切除不能肝限局転移を有する大腸癌で、RAS/BRAF V600E変異型かつ/または原発部位が右側の1次治療は、FOLFOXIRI＋ベバシズマブの場合とFOLFOX/FOLFIRI＋ベバシズマブの場合で全生存期間（OS）に差がないことが分かった。また、RAS/BRAF野生型で原発部位が左側の1次治療は、FOLFOX/FOLFIRI＋パニツムマブを投与した場合とFOLFOX/FOLFIRI＋ベバシズマブを投与した場合でOSに差がないことも分かった。フェーズ3試験であるCAIRO5試験のOSの解析で示された。　10月20日から24日までスペイン・マドリードで開催されている欧州臨床腫瘍学会（ESMO 2023）で、オランダUniversity Medical Center UtrechtのC.J.A. Punt氏が発表した。
Source: 一般情報
切除不能肝限局転移のある大腸癌では原発部位の左右ともに1次治療の選択による全生存期間に差はなし【ESMO 2023】