切除不能で塞栓術に適応がある肝細胞癌（HCC）に対して、肝動脈化学塞栓療法（TACE）と抗PD-L1抗体デュルバルマブ、VEGF阻害薬ベバシズマブの併用療法は、TACEのみよりも有意に無増悪生存期間（PFS）を延長できることが、日本も参加した第3相EMERALD-1試験の結果で明らかになった。ただしTACEとデュルバルマブの併用は、TACEのみと有意な違いはなかった。 日本で行われた多施設共同第1b相DEPARTURE試験では、肉眼的門脈侵襲（MVI）を有する進行HCCに対し、デュルバルマブと抗CTLA-4抗体トレメリムマブ、および重粒子線治療の併用は忍容性があり、PFSは短かったが、全生存期間（OS）は良好な傾向を示した。
Source: 一般情報
TACE適応進行肝細胞癌に癌免疫療法とVEGF阻害薬の併用で再発を抑制
TACE適応進行肝細胞癌に癌免疫療法とVEGF阻害薬の併用で再発を抑制
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