肥満女性の連日性頭痛で必ず想起すべきは?(後編)

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(前回の続き) 43歳の肥満女性が排便時に発症した連日性の頭痛と嘔気を訴え受診した。MRI、MRA、venography、血液検査にて異常はなかったが、眼底にうっ血乳頭を認めた。腰椎穿刺を行ったところ、頭蓋内圧亢進を認めたため、特発性頭蓋内圧亢進症と診断した。すみれ うっ血乳頭があっても視力は低下しないのですね。柴田 うっ血乳頭は視力低下に先行する。治療が遅れると、視力低下が後遺症として残るから、早めの診断治療が必要なんだ。また視力低下や視野欠損に左右差があることもあるし、片方がうっ血乳頭で、片方が萎縮することもある。フォスター・ケネディ(Foster Kennedy)症候群と呼ばれ、脳腫瘍を疑う所見だ。また、外傷や手術
Source: 一般情報
肥満女性の連日性頭痛で必ず想起すべきは?(後編)

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