EGFR変異陽性肺癌に対するEGFR-TKI術後補助療法の臨床的意義を考える

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EGFR変異陽性非小細胞肺癌の術後補助療法として、オシメルチニブは有意に無病生存期間(DFS)を改善することが第III相試験のADAURA試験で報告されています。ESMO VIRTUAL CONGRESS 2020では、再発部位の解析の結果、中枢神経系でも高い再発抑制効果を示すことが発表されました。また、1次治療としてのエルロチニブ+ラムシルマブの有効性を示したRELAY試験からは、EGFR活性化変異別の効果の違い、ならびに曝露量に関する解析の結果が発表されました。さらにオシメルチニブ抵抗性肺癌に対して、EGFRとMETに対する二重特異性抗体amivantamabと第3世代EGFR-TKIであるlazertinibの併用療法のフェーズ1試験の結果も注目されました。これらの結果の解釈と現在進行中の臨床試験の動向、そして今後のEGFR変異陽性NSCLCに対する治療について、近畿大学の中川和彦氏先生に御解説いただきました。
Source: 一般情報
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