肺癌診療ガイドライン2020年版の薬物療法改訂のポイントは?

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昨年11月に「肺癌診療ガイドライン」が改訂されました。非小細胞肺癌と進展型小細胞肺癌の薬物療法で、最近の臨床試験エビデンスを反映して推奨レジメンの追加、推奨度の変更などが行なわれました。ドライバー遺伝子変異/転座陽性の非小細胞肺癌では、EGFR遺伝子変異陽性に対する初回治療が改訂され、ALK融合遺伝子陽性にbrigatinibの追加、MET遺伝子変異陽性にMET阻害薬(テポチニブ、カプマチニブ)が新規に記載され、ROS1融合遺伝子陽性にはエヌトレクチニブの追加が行われたました。ドライバー遺伝子変異/転座陰性ではニボルマブ+イピリムマブ、進展型小細胞肺癌では抗PD-L1抗体デュルバルマブの併用が追加されました。第61回日本肺癌学会学術集会での、2020年版の改訂点と、そのベースとなった臨床試験などのエビデンスを解説した岡山大学の堀田勝幸先生の講演をまとめました。
Source: 一般情報
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