凍えながらの検体採取

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 2020年4月末の長崎港に碇泊していたコスタ・アトランチカ号には623人が乗船していた。コスタ側から市の保健所にかぜ症状の乗務員(外国人)がいるとの連絡があり、4月20日に4人に行政PCR検査を行い、1人が陽性となった。 さて、ここからどうするのか? 誰が責任者となり、どのような指揮命令系統が編成されるのか。当時、そんな備えがあろうはずがなく、長崎は大混乱に陥っていた。以下、前回と同様、関係者(仮名)の動きを振り返ってみたい。 濃厚接触者ら50人について、大学の指導でコスタの船医たちがPCR検査を行う。大学病院の感染症専門家の和泉川教授は、これで終わりと思っていた。 当時の厚生労働省の方針では、発熱など
Source: 一般情報
凍えながらの検体採取

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