胃・食道癌ではHER2低発現腫瘍はHER2高発現腫瘍と比較して高い免疫原性【ASCO GI 2023】

投稿日:

 HER2陽性の胃/食道/胃食道接合部(GEJ)癌患者8678例を対象に分子プロファイルと腫瘍免疫微小環境(TIME)を比較した大規模研究で、HER2発現の程度は、IFN-γ免疫遺伝子シグナチャー、T細胞炎症性シグナチャー、癌免疫療法(IO)関連遺伝子発現およびTIMEへの浸潤リンパ球と負の相関関係にあり、HER2低発現(HER2-L)の腫瘍はHER2高発現(HER2-H)の腫瘍と比較して免疫原性が高いことが示された。研究者らはこの結果について、胃食道/胃食道接合部(GEJ)のHER2-L腫瘍において、抗HER2療法とIOの併用療法が有用である可能性を提起するものだとした。
Source: 一般情報
胃・食道癌ではHER2低発現腫瘍はHER2高発現腫瘍と比較して高い免疫原性【ASCO GI 2023】

-未分類

Copyright© 医学学会ニュース , 2024 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.