化学療法既治療のHER2低発現進行乳癌へのT-DXdの有効性がER低発現患者でも確認【ESMO Breast 2023】

　化学療法既治療でHER2低発現の切除不能かつ/または転移を有する乳癌に対する抗HER2抗体薬物複合体トラスツズマブ デルクステカン（T-DXd）が、医師選択化学療法よりも無増悪生存期間（PFS）と全生存期間（OS）を有意に改善する効果は、エストロゲン受容体（ER）低発現（0-10％）の患者でも認められることが分かった。フェーズ3試験であるDESTINY-Breast04試験のサブグループ解析の結果示された。有効性はER陰性患者と同等だった。5月11日から13日にドイツ・ベルリンで開催されたESMO Breast Cancer 2023（ESMO Breast 2023）にて英国University of EdinburghのDavid Cameron氏が報告した。
Source: 一般情報
化学療法既治療のHER2低発現進行乳癌へのT-DXdの有効性がER低発現患者でも確認【ESMO Breast 2023】