書籍紹介『家で診ていく誤嚥性肺炎 チームでつむぐ在宅医療』(南山堂)

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 誤嚥性肺炎は、在宅医療で遭遇する最もメジャーな疾患だ。要介護高齢者の緊急入院の主たる要因であり、経口摂取を制限する主たる要因であり、そして死亡の主たる要因でもある。しかし、「誤嚥性肺炎とは何か」という定義そのものが非常に曖昧で、その診断も曖昧なまま、治療も曖昧に進められることが少なくない。 また、誤嚥性肺炎は単なる「疾患」ではない。 それは口腔内の細菌が引き起こす「下気道感染症」であるとともに、基礎疾患や加齢に伴う「機能低下」であり、低栄養・サルコペニアから続く「フレイルサイクルの一部」であり、生活力やケア力の不足による「事故」であり、そこには薬剤による「有害事象」としての側面も含ま
Source: 一般情報
書籍紹介『家で診ていく誤嚥性肺炎 チームでつむぐ在宅医療』(南山堂)

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