蕁麻疹は特定の薬剤や食物に対する過敏症として単回のみ発現するもの、特に明らかな誘因なく長期にわたって浮腫性紅斑や膨疹が出没するもの、特定の刺激によって繰り返し膨疹が誘発されるものまで種々の病型があり、病状によっては患者の生活の質(QOL)は大きく低下する。皮膚科クリニックを受診した5,000名の患者のうち、特発性の蕁麻疹と診断した患者は386名(男148名、女238名)であり大部分は急性蕁麻疹であったとの報告もある。その一方、高次医療機関には難治症例が集まりやすく慢性蕁麻疹の割合が高くなる。国際的には欧州アレルギー・臨床免疫学会(EAACI)などが中心となってエビデンスと国際コンセンサスに基づくガイドラインが示さ
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蕁麻疹
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