手指衛生改善の多角的戦略の実践の一環として、手指衛生の直接観察の遵守率測定を開始する際の準備や観察者の要件、直接観察の方法や導入スケジュール等を「A病院の手指衛生直接観察導入計画書(例)」と「管理者に直接観察の支持と支援を求めるお手紙」にまとめました。これらはもともとのWHOのツール集には含まれていませんが、現在の日本の医療機関においては、直接観察による遵守率測定を開始することに高いハードルを感じられている施設が多いことから、TTT-Japanチームにて独自に作成しました。
この2つのツールは、一つの例にすぎません。例えば、1回の観察セッションで観察する目標機会数を20~30機会としていますが、その施設や部署における一定の時間あたりに発生する手指衛生の機会数や、観察者の体制(マンパワー)によっても、1回の観察セッションで観察可能な機会数は変わります。この2つのツールは、自施設の状況に合わせて改変してご使用ください。
また、WHOの「手指衛生の5つの瞬間」および「手指衛生遵守率測定のための直接観察法」に関しては、「手指衛生「5つの瞬間」サポートブック」にまとめています。本ツールと併せてご活用ください。
A病院の手指衛生直接観察導入計画書(例)
管理者に直接観察の支持と支援を求めるお手紙
Source: 日本環境感染学会
手指衛生直接観察を導入するためのツール